幼き頃、夢見ていた
星空の下、語り合う世界を
分断の壁を越え、手をつなぐ日を
声と声が響き合い、憎しみが溶ける未来を
けれど現実は重く、冷たく
言葉の糸は断ち切られ
怒りは渦巻き、争いの果てなき轍が続く
夢はいつしか、絶望の影に染まり
もしや、この手に握るべきは
対話の鍵ではなく、力の刃なのか
世界を縫い直すには、鋼の針が要るのか
その問いは心を蝕み、夜ごと闇に沈む
力を求め、走り続けた
高き壁を越え、権力の座へ
その足跡に残るのは、数多の犠牲
愛する者の涙、遠く響く叫び
圧倒的な平和の代償は
血に染まる大地か、それとも
不満と対立が交錯する、不完全な調和か
揺れる心は答えを拒む
それでもなお、歩むしかない
この手が世界を抱ける日まで
力を振るい続ける、苦悩の果てに
永遠の平和を求める道を
問いかけ続ける、自らに
その平和は本当に「永遠」なのか
人々の幸せを背負う重さに
押しつぶされそうになりながら
今日も権力の灯を掲げる
この身が朽ち果てるその時まで
星空の下、再び夢見る日を
誰もが共に笑う、静謐な世界を
https://suno.com/song/59354305-0c39-4fed-84e3-118644e3958c
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